
関東4都県で震度5弱、負傷者20人超 首都圏の地下で何が起きたのか
8月23日午前2時、茨城県南部を震源とするM5.9の地震が発生した。4都県17市区町村で震度5弱を観測し、消防庁は4都県で計22人の負傷を集計した。このうち東京は15人で、いずれも軽傷だった。深さ68キロのプレート境界地震は、首都圏の足元にある複雑な地震帯を改めて浮かび上がらせた。
ロングフォームを読む →まず読みたい4本
地震、台風、超高速顕微鏡、水の遺産
本日の新着15本
5部門 · 各3本
ビジネス&ワーク
Business & Work · 1–3
テレワークで住む場所は変わったのか――経験者1,004人調査を読む
テレワーク経験者を対象とする企業調査で、現在フルリモートまたはハイブリッドで働く人の21.8%が、地方・郊外で働く三つの回答区分に該当した。現在、完全出社で働く人では4.9%だった。ただし、21.8%の全員がテレワークを理由に移住したわけではない。

約250社から選ばれた10社――スタートアップワールドカップ九州予選
スタートアップワールドカップ2026九州予選に登壇する10社が、主催者発表で約250社の応募から選ばれた。事業分野は睡眠解析、DX支援、製造工程、量子技術、畜産、遺失物管理、医療機器、自動車修理、食品会社の事業承継、搬送ロボットに及ぶ。令和8年熊本地震の影響で大会は8月26日から10月6日に延期された。

AIを知っていても仕事に落とせない――中小企業調査が示す実装の壁
フォーバルGDXリサーチ研究所の調査では、AIの概要を認識していた1,099社の36.9%が業務で活用し、20.1%が検討・試験運用中だった。一方、導入の必要性を感じながら実行できない企業では、費用よりも専門人材の不在、使える業務の見極め、具体的な進め方が上位の障壁になった。
大学・研究
Universities & Research · 4–6
医療従事者向けデジタル・マインドフルネス、短期的な改善示すも確実性は低い
東京大学の研究グループが9件の無作為化比較試験、計3,088人を統合した。自己学習型のアプリやウェブプログラムは、介入直後の抑うつ、不安、知覚されたストレス、ウェルビーイングで統計学的に有意な改善を示した。ただし、エビデンスの確実性は「低い」または「非常に低い」。

フェムト秒軟X線顕微鏡、1ショットで位置とエネルギーを同時に捉える
東京大学と理化学研究所などの研究グループが、単一の軟X線自由電子レーザーパルスから、試料の位置情報とエネルギー情報を同時に取得する顕微鏡を実証した。鍵はWolterミラーと417個の微小分光素子である。

100歳前後から増える特殊なT細胞、超高齢期の免疫再編を追う
110歳以上のスーパーセンチナリアンでは、通常は少ないCD4陽性キラーT細胞が、血中T細胞の中央値で17.6%を占めていた。大阪大学、理化学研究所、慶應義塾大学の共同研究は、この細胞が100歳前後から増え、特定の抗原に繰り返し応答したとみられる大きなクローンをつくることを示した。
暮らし・社会
Life & Society · 7–9
関東4都県で震度5弱、負傷者20人超 首都圏の地下で何が起きたのか
8月23日午前2時、茨城県南部を震源とするM5.9の地震が発生した。4都県17市区町村で震度5弱を観測し、消防庁は4都県で計22人の負傷を集計した。このうち東京は15人で、いずれも軽傷だった。深さ68キロのプレート境界地震は、首都圏の足元にある複雑な地震帯を改めて浮かび上がらせた。

台風18号「ソウデル」、沖縄方面へ 25日から大東島地方、26日ごろ本島周辺に接近
23日正午の実況は中心気圧950ヘクトパスカルの「強い」台風。気象庁は24日に「非常に強い」勢力まで発達し、25日に大東島地方、26日ごろに沖縄本島周辺へ進むと予想する。奄美への影響は進路のずれに左右される。

新鹿沼駅で作業員4人死亡 安全確認と合図の経路を調査
線路内で除草薬散布工事をしていた4人が、特急スペーシア X2号と接触して死亡した。東武鉄道は複数の見張員の意思疎通が十分でないまま退避完了の合図が出た可能性を示すが、運輸安全委員会は原因を調査中だ。
スポーツ
Sports · 10–12
世界身体障害者野球、北九州開催へ資金集め 目標1000万円の38%
日本、米国、プエルトリコ、韓国、台湾が集う11月の世界大会。クラウドファンディングは、目標未達でも集まった支援金を受け取るAll-in方式。大会開催の可否ではなく、海外チームの受け入れや運営の質を左右する資金集めだ。

U-21 Jリーグ開幕 FC東京が東京ダービーで3得点
雷雨で開始が1時間余り遅れた新リーグ最初の試合。勝敗の先にあるのは、高校卒業後に公式戦から遠ざかりやすい19~21歳へ、年間を通した真剣勝負を用意できるかという日本サッカーの課題だ。

世界カデ柔道、白金里桜が52キロ級銅 連覇逃すも3位決定戦で一本
2025年の個人・混合団体2冠から一年。創志学園高等学校3年の白金里桜は、グアヤキルで準決勝に敗れた後、イタリア選手との3位決定戦を一本で制した。銅メダルは後退なのか、それとも育成年代の一日を測る別の物差しが必要なのか。
音楽・文化
Music & Culture · 13–15
日本の水をつないだ四つの知恵 世界かんがい施設遺産に認定
古墳の濠、鎌倉時代の荘園、ため池を結ぶ隧道、江戸を養った80キロの大用水。時代も地形も異なる四つの水利施設が世界的な評価を受けた。共通するのは、過去の遺物ではなく、いまも農地へ水を送る「現役の遺産」であることだ。

土肥の夕日が映画館になる 海辺の上映会がつなぐ町の記憶
かつて映画館があったという西伊豆・土肥で、海辺の上映会が二年目を迎える。夕日、観光、防災施設、人口減少――小さな映画祭は、町にもう一度「同じ時間を過ごす場所」をつくれるだろうか。

三岸節子、生誕120年 「誰かの妻」の先に築いた70年の画業
29歳で夫・三岸好太郎を失った後も、節子は制作を止めなかった。室内、静物、太陽、欧州の町、花へ。神戸に集まる約70点は、70年以上にわたって自らの絵を更新し続けた画家の記録である。
8月23日版から選んだ4本
財政、宇宙医学、甲子園、首里城

日本の借金、その「値段」が上がり始めた
財務省が、2027年度予算要求で国債費を計算するための想定金利を3.8%とする方向で検討している。29年ぶりの高さだ。これは日本銀行の政策金利でも、1,300兆円を超える債務すべてに今すぐかかる利率でもない。それでも、長い低金利が見えにくくしてきた選択を、予算の表面へ戻す数字である。

宇宙を旅したマウス、その試料を世界の研究へ
2016年、12匹の雄マウスが国際宇宙ステーションの「きぼう」で35日間を過ごし、全数が生きて帰った。半数は微小重力、半数は遠心力でつくった人工1G。帰還後の一匹一匹から、骨、筋肉、脳、腎臓、免疫組織、血液、遺伝子の働きが読み出された。

智弁和歌山、8回の再逆転で第108回夏の甲子園を制す
健大高崎主将の逆転2ラン。その直後、智弁和歌山は送りバント、スクイズ、そして本塁への一走で試合をひっくり返した。4対3の決勝は、大きな一打と小さな選択が同じ重さを持つ一戦だった。

火災から7年、演者たちが首里城の帰還を祝う
2019年10月31日、沖縄は炎の中で王国の象徴を再び失った。2026年11月、正殿はもう一度扉を開く。その二日前、大阪では古典音楽、民謡、舞踊、エイサー、現代の歌が集まり、建物だけでは完成しない「首里城の帰還」を祝う。
20. 今日のアート
アンリ・リヴィエール · エッフェル塔三十六景

アンリ・リヴィエール エッフェル塔が「富士」になった日
北斎の富士は、波、橋、屋根、働く人々の向こうに姿を変えて現れた。およそ60~70年後、パリの版画家は、この連作という方法を建設されたばかりの鉄塔に応用した。模倣するためではない。都市が近代を受け入れていく過程を描くためだった。
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