飛騨と美濃から、日本の未来を読む。
県の歴史・人口・人物・名所をたどる長編を巻頭に、ビジネス・科学・地域・スポーツ・文化の15本を収録。岐阜を深く知る全16本の特集です。

岐阜を知る――飛騨・美濃の150年、人口の変化、歴史を動かした人々と名所
岐阜城の城下から白川郷の山あいへ。1876年に飛騨と美濃が一つになって150年。減少する人口、地域産業、名を残した人々と名所を手がかりに、岐阜が映す日本の未来を読み解く。
巻頭画像は前川千帆に着想を得たAI生成の編集イラスト。記録写真や歴史的原画ではありません。
巻頭記事を読む →2026年11月9日 月曜日 · JST · JAPAN.co.jp
本日の注目4本
地域・科学・スポーツ・文化
ニュース短信――岐阜の10の動き
主要16本に収まらない岐阜の10の動き。事実関係と出典を簡潔に確認する。
ニュース短信を読む →岐阜県を知る · 総合特集
11月9日 · 特集1本ビジネス・経済
11月9日 · 3本
岐阜発スーパー「バロー」、東京初進出――本羽田店で問う「目的地型」の勝算
岐阜・恵那の「主婦の店」から68年。東京初のバローに早朝から行列ができた。生鮮を磨き、製造と物流を一体で動かす地方発スーパーは、首都圏の買い物習慣を変えられるのか。

西濃と日本郵便、幹線共同運行1万便超――岐阜発の物流網が挑む「積み合わせ」の改革
日本郵便グループと西濃運輸を中心とするセイノーグループが、長距離輸送と地域の集配を共同化。累計便数の裏にある人手不足、荷台の空き、拠点統合、自動運転――日本の物流の次の形を歴史と数字から読み解く。

岐阜の老舗5社、スタートアップと次の事業へ――ロボットから省エネ、紙の真正性まで
自動車のボルト、地方新聞、タイヤ用バルブ、特殊紙、プラスチック成形。歴史の異なる岐阜の5社が、自社の技術と知見を外部のスタートアップに開く。募集が始まった今、何を実現しようとしているのか。
科学・技術
11月9日 · 3本
甲状腺ホルモンの「ブレーキ」欠失、乳児期の機能低下と関連――岐阜大がヒトの症例を報告
出生時の甲状腺検査で異常が目立たず、生後5か月ごろからホルモンが低下した乳児。遺伝子の「ブレーキ役」が失われたことは、なぜ後の不足につながるのか。岐阜大学などによる1症例の研究から、検査と発達の時間差を考える。

ボルトがロボットの未来を支える――青山製作所可児工場、フィジカルAI量産に挑む
ロボットの知能が進歩しても、関節をつなぐボルトが緩めば機械は動かない。自動車産業で磨かれた「締結×組立」の技術を、ドローンや人型ロボットの量産へ。岐阜の工場が示した3つの開発課題を、歴史と現場の論理から探る。

AIは先生の代わりに「考える」のか――大垣北高で教員30人がエージェントを体験
旅の予定を組むAIエージェントを、教員たちが自分の手で作った。だが授業準備、成績、進路指導に広げるには別の問題がある。大垣北高校の体験会を入り口に、「便利さ」と「先生が判断する責任」の境界を探る。
地域・社会
11月9日 · 3本
中津川の田に深さ3メートル超の陥没――旧亜炭鉱の記憶、半年で再び地表に
落合字井ノ下の田んぼに、深さ3メートルを超す穴が開いた。同じ地区では5月にも陥没が報告されている。燃料として掘られた亜炭、その廃坑、復旧の責任を岐阜県と国の記録から追う。

岐阜の外国人県民8万人超――働く場から暮らす地域へ、次期多文化共生方針を問う
県内の在留外国人は8万766人、外国人労働者は4万7,534人。次期基本方針の議論を前に、工場、学校、医療、防災、2027年の制度改革まで「ともに暮らす」ための課題をたどる。

飛騨の雪道、ノーマルタイヤ車の立ち往生を防げ――高山署で対策協議、冬の旅に必要な備え
高山・飛騨・下呂の3市と白川村など約30人が冬季の交通障害対策を協議。JAFの制動実験、岐阜県の法令上の注意、観光地の歴史と道路情報をたどり、安全な冬の訪問を考える。
スポーツ
11月9日 · 3本
西濃運輸、2試合連続2―1で日本選手権8強――大垣の都市対抗覇者、夏秋連覇に挑む
西濃運輸が11月5日、三菱重工Eastを2―1で破り3年ぶり日本選手権8強。9月の都市対抗優勝、1960年創部の歩み、8日のヤマハ戦を検証。準々決勝結果は取材時点で未確定。

部員2人の時代を越えて――麗澤瑞浪、センバツ21世紀枠の岐阜県推薦校に
2022年秋には部員わずか2人で連合チームに参加。4年後、秋季岐阜県大会8強の成績で2027年センバツ21世紀枠の県推薦校に。8月の地区初優勝、9月の1点差3試合、学校の歩みと選考制度を追う。

岐阜SHINE、車いすバスケの魅力を中学生268人へ――競技の力を教室につなぐ
11月13日、岐阜市立精華中学校の3年生268人が参加予定の交流会。選手の講話と体験を通じて競技の魅力を伝える。1月の同校での取り組み、岐阜SHINEの地域活動、1960年からの競技史をたどる。
文化
11月9日 · 3本
北斎の波が動き出す――岐阜市歴史博物館、所蔵浮世絵と地域の記憶を映像に
11月6日開幕の「動き出す浮世絵展 GIFU」。300点以上の作品をもとにした映像に、館蔵浮世絵50点超を生かした岐阜独自の内容を加えた。3日に再開した歴史博物館の歩みと、江戸の版画が未来に語り継ぐものを追う。

故郷の舞台でLiSAが濃姫に――第70回ぎふ信長まつり、戦国の記憶をどう語るか
関市出身の歌手LiSAが11月8日の「信長公騎馬武者行列」に濃姫役で登場予定。織田信長役は森永悠希。第70回の節目に、祭りの歩み、岐阜の城下町、史料の乏しい濃姫像と郷土を世界につなぐ音楽をたどる。

飛騨と美濃は、なぜ一つの県になったのか――合併150年、公文書が語る岐阜誕生の衝撃
1876年8月21日、筑摩県の廃止によって飛騨三郡が岐阜県に編入された。突然の知らせに戸長は「持たる物を落としたる心地」と書いた。岐阜県歴史資料館の企画展と一次史料から、明治の府県統合、地域の戸惑い、地図に刻まれた150年を読み解く。
今日のアート · 前田青邨
1885–1977 · Gifu / Nakatsugawa

前田青邨――中津川から近代日本画の頂へ、鎧の輝きと鵜の静けさを描いた92年
1885年、旧中山道の宿場町・中津川に生まれた前田青邨。国の重要文化財《洞窟の頼朝》を生んだ歴史画家は、鵜の墨色、紅白梅の花、古画の模写にも生涯を注いだ。東京、美術院、欧州、文化財保存へと続く足跡を、岐阜の美術館と公的な作品記録からたどる。
美術特集を読む →この画像は前田青邨の画風に着想を得たAI生成編集イラスト。青邨の真作ではありません。
前号から読む · 注目6本
2026年11月8日掲載
11月8日に公開した6本を、前日から引き継ぐ記事として紹介します。11月9日の新規記事には含めません。スポーツ・催事の予定や結果などは元記事の公開時点の情報です。

サイバー攻撃に政府が緊急対策――100億円の守りは企業に届くか
相次ぐ企業への攻撃を受け、政府は緊急対策を決定。予備費による措置と今後の構想を分けて検証する。

スシロー、世界へ――売上8310億円を目指す成長戦略
FOOD & LIFE COMPANIESが発表した中期計画。海外出店、供給網、投資の実現性を読む。

生成AIは出来事の順序を学ぶのか――熱力学で探る文章生成
東京大学の新理論が、文章生成の不可逆性を数理的に捉える。AIの「理解」を早合点せず成果を読む。

人口が減っても暮らせる社会へ――政府の新戦略と地域の現実
学校、交通、雇用、医療。人口減少への新たな戦略を、地域に残る日々の課題から考える。

終了間際の同点弾から決勝へ――U-17日本女子の世界挑戦
北朝鮮戦で後半追加時間に追いつき、PK戦で勝利。ナイジェリアとの決勝へ至る道を追う。

成田凌が最優秀男優賞――東京国際映画祭が選んだ映画
国際映画祭の受賞作を検証。成田凌の演技と世界の映画人が東京で交わる意味を考える。
天気と占い
11月9日・10日・11日
岐阜の主要15本と前田青邨の美術特集には青邨に着想を得たAI編集イラストを使用。県総合特集の巻頭画像は前川千帆に着想を得たAI編集イラストです。いずれも実際の事件・人物の記録写真や画家の真作ではありません。
