日本語の丁寧さは、文法のルールだけで決まるわけではありません。もちろん敬語は重要ですが、それ以上に、声の温度、言い切りすぎないこと、相手との距離の置き方が大切です。だから丁寧な日本語は、技術であると同時に感覚でもあります。

です・ますだけでも十分強い

旅行者にとっては、難しい敬語を覚える必要はほとんどありません。まずは「です」「ます」を自然に使うだけで、かなり丁寧に聞こえます。そのうえで「お願いします」「ありがとうございます」があれば、とてもよい印象になります。

強く言い切らないやさしさ

日本語では、少し余白を残す言い方が丁寧さにつながることがあります。「〜ですか」「〜お願いします」「〜でしょうか」のように、相手にやわらかく渡す形が好まれます。

丁寧な日本語は、相手を持ち上げるためだけでなく、会話の空気をやさしく整えるためにもある。